本試験検証 学科Ⅰ No.1ー令和元年一級建築士 学科試験
来年受験しようか決めかねてますが、まずは本試験の検証をしていこうかと思っています。1個1個の選択肢を丁寧に・・・。
学科Ⅰ No.1
1.ソシオペタルは、複数の人間が集まったときに、異なる方向に身体を向けて他人同士でいようとするような位置関係を言う
2.ユニバーサルデザインは、すべての人を対象としたものであり、障がいの有無、年齢や体型の違い、身体機能の差等に関係なく、可能な限り誰もが利用できるデザインを言う
3.パッシブデザインは、建築自体の配置・形状、窓の大きさ等を工夫することにより、建築物内外に生じる熱や空気や光等の流れを制御し、暖房・冷房・照明効果等を積極的に得る手法を言う
4.スマートシティは、広義では、都市が抱える諸課題に対して、情報通信技術等を活用しつつ、マネジメント(計画、整備、管理・運営等)が行われ、全体の最適化が図られる持続可能な都市または地区をいう。
1.について
「ソシオペタル」という単語を知っているかどうかということ
過去問では反対語の「ソシオフーガル」がH25に、ソシオペタルはH26に出ている問題でした。
ソシオペタル=人間が向かい合ってコミュニケーションが取りやすい状態にある集合の型の事。お互いの顔が見れるような状況。 「仲良くペタペタしてる様をイメージ」で暗記してました。
1.の問題はソシオフーガルについて言っているので、選択肢1が×
ちなみにTACの先生の数年前のブログに今回の問題とほぼ同じものが載ってました。
ペアで覚える建築士 No.92-2(ソシオペタル・ソシオフーガル) : TAC建築士講師室ブログ
2.について
「ユニバーサルデザイン」の単語の意味を知ってますか?ということ
「ユニバーサルデザイン」という言葉は、1980年代、米国ノースカロライナ州立大学のロナルド・メイス氏によって提唱された言葉だそうです。
ユニバーサルデザインは、「あらゆる人に利用しやすいデザインである」という視点を軸に、下記7原則から構成されています。
1.誰にでも使えること。(Equitable Use)
2.使う上で柔軟性があること。(Flexibility in Use)
3.使い方が簡単で、直感的にわかること。(Simple and Intuitive Use)
4.必要な情報がすぐにわかること。(Perceptible Information)
5.簡単なミスが危険に繋がらないこと。(Tolerance for Error)
6.身体的な負担が少ないこと。(Low Physical Effort)
7.アクセス・利用しやすい十分なスペースが確保されていること。(Size and Space for Approach and Use)
なので選択肢2は〇
参照:
知っておきたい あなたの身近にユニバーサルデザイン - WHILL 次世代型電動車椅子
バリアフリーと何が違うの?
このページに書いてありますが、バリアフリーと何が違うのか.
バリアフリーは障がい者を対象にしているデザインであり、ユニバーサルデザインは誰でもが利用できるようにしている。というところが違うとのことです。
3.について
パッシブデザインという言葉を知っているかどうか
過去問は 21年26年28年に出題
集熱・熱移動・蓄熱・通風・採涼・排熱・日射遮蔽・断熱気密を極力生かしたデザインの事。できるだけ機械による空調・暖房に頼らない事です。
なので選択肢3は〇
4.について
スマートシティという言葉を知っているか
なんと過去問には出てません。
スマートシティとは、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)の先端技術を用いて、基礎インフラと生活インフラ・サービスを効率的に管理・運営し、環境に配慮しながら、人々の生活の質を高め、継続的な経済発展を目的とした新しい都市のこと。
以下の6つのスマートの集合体。
・Smart Living(スマートリビング・生活)
・Smart Energy(スマートエネルギー・環境)
・Smart Economy(スマートエコノミー・経済活動)
・Smart Learning(スマートラーニング・教育)
・Smart Mobility(スマートモビリティ・交通)
・Smart Governance(スマートガバナンス・行政)
なんとなく他にもよく似たようなものがあったような気がしますね・・。
選択肢4は新問ですが〇。
1がすぐにわかる人と、わからなかったら4に逃げちゃう人と別れそう?