本試験検証 学科Ⅰ No.4 令和元年一級建築士学科試験
No.4 建築物の各部に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.特定天井に関する設計ルートのうち、仕様ルートの一つとして、天井面と周囲の壁等の間にクリアランスを設けない「隙間なし天井」がある。
2.Low-E複層ガラスは、中空層側のガラス面に特殊金属をコーティングしたものであり、室内の冷房効率を高めることができる。
3.連窓を層間変位の大きな建築物に設ける場合、地震時の安定性を向上させるために、ガラスがサッシ枠内で回転・移動しても力が加わらないように、枠とガラスの間にクリアランスを設ける必要がある。
4.カーテンウォールのオープンジョイント方式の水密性能について、雨水の侵入を防止するためには、等圧空間の容量を、空気取り入れ口に比べて大きくする必要がある。
1.「特定天井」の仕様ルートの話
「特定天井」は、過去問を検索すると過去20年でなんと10問。
構造文章題:H30
施工:H27(1問で4選択肢とも)
H28、30
法規:H27、H24、H24
なんと、計画で出題されたのは初でした。
まず、特定天井とは?
2.居室・廊下その他の人が日常立ち入る場所に設けられているもの
3.高さが6mを超える天井の部分で、水平投影面積が200㎡を超えるものを含むもの
4.天井構成部材などの平米重量が2㎏/㎡を超えるもの。
https://www.seinokyo.jp/c/files/tenjou/t-28-1-hen.pdf
2.Low-E複層ガラス
過去問はH28に一度。
こんなページがわかりやすい。
知らんかったけどここのサイトによると、Low-Eガラスを中空層の室内側にするのと室外側にするのと効果が違うようです。
勉強したっけ・・・覚えてない・・・。
室外側につけると遮熱タイプ
室内側につけると断熱タイプ
ちょっと脱線しましたが、 2.は〇ですね。
3.エッジクリアランスの事。
普通に〇でしょう。ちなみに過去問で「エッジクリアランス」検索すると6問。
4.カーテンウォールのオープンジョイント方式の水密性能
「オープンジョイント」で検索すると5問。
H26 26054がほぼ同じ問題
カーテンウォールのオープンジェイント方式において,等圧空気層の容量は,空気取入れ口に比べて大きくならないようにする必要がある 〇
これの反対なので答えは×です。
オープンジョイントについてはこの辺参照