勉強できることに感謝

一級建築士の勉強を始めました。

本試験検証 学科Ⅰ No.5令和元年一級建築士学科試験

No.5 防犯計画等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか

1.事務所の計画において、公道から敷地内や建築物内、事務室等への動線は、セキュリティレベルの低いほうから高いほうへ連続させる事が望ましい

2.小学校の計画において、不審者の侵入防止等に配慮して、職員室は運動場や出入り口を見渡すことができる位置に配置することが望ましい

3.住宅地の計画におちて、ラドバーン方式は、心理的効果を考慮した設計によって、犯罪抑止効果を高める手法である。

4.ゲーテッド・コミュニティは、住宅地をフェンスや壁等で囲い、出入り口にゲートを設けて、住民以外の出入りを制限した居住区である。
 
1.敷地や建物の奥のほうがセキュリティが高い領域になっていくイメージ。これは当たり前のような感じですが、過去問には似たような問題が出てません。
非常に簡単な「新問」でしょう
 
2.この問題も1同様、当たり前のような記述だけど過去問に似たようなものがない、簡単すぎる「新問」でしょう。。
 
3.ラドバーン方式
これは過去問定番のワードですね。
出題は過去3回 12年、18年、25年。
 
12102 近隣住区内の街路網において,人と車を分離する計画の一手法に「ラドバーン方式」がある.
 
12年のこの問題が〇問。ラドバーンとは穂者分離の手法の事で、ニューヨークのラドバーン地区でH.ライト、C.スタインによって開発された。
 
新知的効果・犯罪抑止云々は全く関係ない。これが×問。
 
問題文のものはおそらく・・
H25年  
25111
CPTED(Crime Prevention Through Environmental Design)は,心理学的効果を考えた設計によって,犯罪抑止効果を高める計画手法である 〇
 
CPTEDの事でしょう。CPTEDは過去2回(H21,25)出題されています。
 
 
こちらも新問です。聞いたことないけど、ゲートのコミュニティ?そうじゃないかな?というかむしろ3番が簡単すぎて読まなかった系ですね。
ちょっといろいろ調べていると、兵庫県の芦屋に日本初のそれがあるらしい。
金持ちだけで住む区画。

https://articleimage.nicoblomaga.jp/image/258/2017/d/5/d53938f9884cc03932c0f4c6020c386d3258e99e1489556070.jpg

要するにはオートロック付きのマンションを街区レベルまで広げたような感じですね。
あと・・・歴史上のものでいえば、江戸時代の長崎の出島なんかもそれじゃないでしょうか。