勉強できることに感謝

一級建築士の勉強を始めました。

本試験検証 学科Ⅰ No.8令和元年一級建築士学科試験

No.8 公立小学校・中学校の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.既存の中学校の校舎を小中一貫教育を行う義務教育学校に変更する計画にあたり、階段に、手摺、滑り止め等の安全上の措置を講じることにより、蹴上の高さを変更しなかった。

2.中学校の計画にあたり、各教科で専用の教室をもち、生徒が時間割に従って教室を移動して授業を受ける総合教室型とした。

3.普通教室(40人)の広さは、多様な学習形態に対応する机、家具等の配置が可能な面積、形状を考慮し、9m×8mとした。

4.特別の支援を必要とする児童が通常の学級に在籍する場合を想定し、その児童が落ち着きを取り戻すことができる小規模な空間を、普通教室に隣接して設けた。
 
1.既存の中学校→小中一貫教育を行う義務教育学校に変更
  その時の階段の改修についての問題。
 
学校の階段の基準: 蹴上18㎝以下踏面26㎝以上
 
学校の階段の基準: 蹴上16cm以下踏面26cm以上
 
手元に法令集が無いのでいったん保留。というか法令集を引かなければ解けないような問題の時点で、これが×問になる可能性は薄いという判断で次に行くべきでしょう。
 
2.総合教室型
 
「総合教室型」で検索すると過去問は6問
総合教室型は、クラスルームまたはクラスルームの周りでほとんどの授業をする形式。小学校の低学年向けの形式で、問題文とはまるで違うのでこれが ×
 
問題文のものは「教科教室型」です H12過去問がそのまま出てますね。
 
12132 教科教室型は,全教科について専用の教室を設け生徒が時間割に従って教室を移動する方式である.
 
 
3.普通教室(40人)の教室の広さ
 過去問は H23年。
23073 小学校の普通教室(40人)の広さを,9m×9.5mとした
 
答え:〇
 
小学校の教室は1人あたり1.8㎡程度=40人だと72㎡
 
9×8=72㎡
 
問題は小学校か中学校か書いてないが、 〇
 
 
ちょっと探してるときに面白いサイトを見つけました。
 
国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築している、調べ物のためのデータベースだそうです。
 
 
 4.特別の支援を必要とする児童が通常の学級に在籍する場合を想定し、その児童が落ち着きを取り戻すことができる小規模な空間を、普通教室に隣接して設けた。
 
若干毛色が違う問題。見たこと無いし過去問を調べても無いですが
文部科学省の指針に基づく内容のようです。 なので〇
 
 
文部科学省 「小学校施設整備指針(平成22年3月)」
第4章 各室計画
第2 学習関係諸室
6 特別の支援を必要とする児童のための指導上必要なその他の空間
 通常の学級に在籍する情緒障害,自閉症ADHD等の障害のある児童が落ち着きを取り戻すことのできる小規模な空間は,外部からの音や視覚的な刺激が制御でき,かつ,安全性を十分考慮した面積,形状等とすることが重要である。
 
参照:

www.mext.go.jp